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September 2012


アメリカテレビドラマ史上最高傑作『HOMELAND』が、エミー賞4冠達成でSEASON 2スタートへ

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アメリカテレビドラマ史上最高傑作『HOMELAND』が、エミー賞4冠達成でSEASON 2スタートへ

CIAの作戦担当官キャリー・マティソンは、イラクでの作戦実行中に、ある内通者から、アメリカ人戦争捕虜がアルカーイダに転向させられ、米国本土(ホームランド)での大規模なテロが計画されているという警告を受ける。

一方、イラク戦争下の2003年に行方不明になっていたアメリカ海兵隊軍曹ニコラス·ブロディは、8年後の2011年、米軍によるアブ・ナジールのアジトの襲撃時に発見・救出されると、イラク戦争の英雄としてアメリカに帰還し、国を挙げての盛大な祝福を受ける。

キャリーは、ブロディこそが、アルカイーダに転向した捕虜であると信じて現上司であるデビッド·エステスを説得にかかるも、頭の固いデビッドに一蹴されてしまう。国中が英雄視するブロディをテロリストの容疑者として監視下に置く事は不可能に近いため、キャリーは、唯一信頼する、CIAの中東部門のチーフであり、元上司で恩師でもあるソール・ベレンソンに協力を求めながら、第2の米国本土大規模テロ(2001年9月11日に発生した全米同時多発テロに次ぐ)を阻止するべく孤軍奮闘するというストーリー。

その緊迫感たるや『24』『ボーンアイデンティティ』シリーズをも凌駕するほどで、まさに手に汗握る展開の連続。一度見始めたら病み付きでのめり込むこと間違いなし。

中でも面白いのが、CIA捜査官キャリーのキャラクター。彼女は、プリンストン大学でアラビア語を専攻中に、CIAのソールによってリクルートされてCIAに就職。天才的に明晰な頭脳を持ちながら情緒不安定で、双極性感情障害という精神疾患に悩まされている。その症状として、突然の発作や躁鬱状態などに苦しみ、こっそりとクロザピンという抗精神病役を常用。また一度思い込むと周りが見えなくなってしまったり、異常とも取れる奇行も少なくない。目的を達成するためには手段を選ばず、顰蹙を買うのも厭わないため、周囲に理解されがたい面も多い。この性格が、主人公に感情移入しているはずの観客側の心理をも大きく揺さぶる。また彼女の部屋には、マイルス・デイビスやセロニアス・モンクのポスターが飾られ、「All Blues」 「My Funny Valentine」 「Straight, No Chaser」などの曲がかかり、ジャズに対する造詣が深い一面も見せる。

一方のブロディの過去が次第に明らかになっていく見せ方も非常に上手く、軍曹という立場の人間でありながら、捕虜となって敵側の人々と生活をともにしていく中で、次第に彼らの心理を理解し、共感していくとも受け取れる過程の描き方は絶妙。見ている側も、彼が本当にアメリカの英雄なのか、それともイラク側に転向してしまったスパイ(テロリスト)なのか、普通のドラマなら、どこかしらにヒントがあり、なんとなく分かった上で話を追っていくものだけど、このドラマでは、それさえも決めさせてくれない巧みなドラマ運びが面白い。

このように、主人公である二人が、それぞれに相対する二面性を持っているために、見ている側は、どちらに感情移入すればいいのか迷いながらストーリーを追っていくことになる。信じては裏切られ、裏切られてはまた信じ、ストーリーは様々な展開を繰り返し、彼女の作戦も次第に複雑化していくため、病気を抱えた彼女のキャパシティが限界を超え、人格崩壊してしまうのではないかというギリギリのプレッシャーの中で、彼女の単独捜査が進んでいく様に、見ているこちらもそわそわしてしまう。

さらにこのドラマを面白くするのが、先日ご紹介した『THE WALKING DEAD』などでも見かける、最近よくある例の「死んでいたはずの夫が帰ってきちゃった」パターン。未亡人であったはずの自分が、死んだはずの夫の親友であり心のよりどころにしていた男といい仲になってしまい、目の前に現れた夫は、自分の知らないトラブルを経験してすっかり変貌してしまっている。二人の男の間で心を揺らす美しい奥様。そんな母の秘密を知る年頃の反抗期絶頂娘と、実の父親なのに「はじめまして」状態の息子。こうしたホームドラマ的要素もあいまった、複雑な人間模様がこのドラマをさらに面白くしていく。

そして、たとえブロディが「英雄」と「裏切り者」のどちらであるにしろ、アメリカ海兵隊の軍曹という目線を通して、本来、敵であるはずの相手側にも、イスラム教という宗教を信じ、普通の生活があって、大切な家族がいるという現実を見せると同時に、現在のアメリカという国の歪んだ姿を客観的な視点から見せることで、アメリカの「正義」とイラク戦争や、反米テロリズムの意味とは何なのかを問うていく様も見事である。

そんな「911後のアメリカ」を描いた傑作テレビドラマ『HOMELAND』は、各方面で批評家から絶賛されており、2011年のゴールデングローブ賞ドラマ部門の作品賞を受賞、そして先日、米テレビ界の最優秀作を選ぶ第64回エミー賞の授賞式で、作品賞、脚本賞、主演女優賞、主演男優賞、と、4冠達成する快挙を成し遂げたばかり。

CIA捜査官キャリーを演じるのは『ロミオ+ジュリエット』『ターミネーター3』などで日本でも大人気だった女優クレア・デインズ。軍曹ブロディ役のダミアン・ルイス、そして奥様役にあの『V』シリーズのアナ役に大抜擢された美女モリーナ・バッカリン(上記写真中央)。ソール役には、『シカゴ・ホープ』『クリミナル・マインド FBI行動分析課』などの名優マンディ・パティンキン。ちなみに、マンディはディズニー配給の英語版『天空の城ラピュタ』のルイの声優もしている。そして、プロデューサーは、『24』のアレックス・ガンザ、ハワード・ゴードンらが名を連ねる。

おそらくアメリカテレビドラマ史上最高峰と言えるクオリティで病み付きなること間違いなしの圧倒的な面白さ。『ホームランド(HOMELAND)』シーズン2が、9月30日から放送開始。昨年末のシーズン1の衝撃のラストシーンから10ヶ月。待ちに待ったシーズン2がいよいよ始まるわけで、筆者のわたしも思わず大興奮ですが、未見の方は是非シーズン1をチェックしてキャッチアップしてください。

SHOWTIME HOMELAND ホームページ

日本って国がどうやって出来たか知ってるか?中国共産党の反日教育と第一列島線構想

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日本って国がどうやって出来たか知ってるか?中国共産党の反日教育と第一列島線構想

ロサンゼルスに来て三年目に知り合ったチャイニーズのグループに、トニーという男がいた。ちょっと神経質なヤツで、それまでほとんど接点がなかったんだけど、ある日いきなり誘われて飲みに行くことに。いつも話しベタなトニーは、酒が回ると饒舌になり、すっかり赤くなった顔でオレに言った。

「日本って国がどうやって出来たか知ってるか?」

それまでの会話と何の繋がりもないその質問に怪訝な反応をしたオレを見て、赤ら顔のトニーが得意げに話し始めた。

「昔な、秦の始皇帝が、数人の家来に命じて、中国の東方の島にあると言われた不老不死の薬草を取って来るよう命じたんだ。その一行は長旅を経てようやく島に辿り着いて、不老不死の薬草を見つけた。でも彼らは帝の命令に背いて自分達でその薬を飲むと、そのまま島に居座って新しい国を作った。それがいまの日本なんだよ。だから日本人はもともと中国人なんだ。」

話し終えたトニーの表情は、先祖代々の積年の恨みを晴らしたような満足感に満ちていた。それはきっと彼にとって、母国に帰ってこの一件を話せば親戚一同大喜びするような「武勇伝」に違いなかった。一方のオレは、イラッとしたものの、あまりにも突拍子もない話だったので、こいつは頭がイカれてるんだと思って聞き流した。ところが翌日、ほかのチャイニーズの奴らに、その話の内容を伝えると、みんな一様に、そして何の悪気もない表情で言った。

「え?違うの?学校でそういう風に習ったよ。」
「うん、教科書にも書いてあったよ。」

何も悪びれることなく、まるで「当たり前の事実」であるかのように答えた彼らを見ながら、オレは愕然とした。どんな教育を受けてきたんだこいつらは…と。

これは、司馬遷『史記』に登場する「徐福伝説」というもので、実は日本各地にもその伝説は残されている。

今から2200年前、日本が縄文時代から弥生時代へと変わろうとしていた頃に、秦の時代の中国にいたとされる徐福(じょふく)という人物の話。徐福はもともと中国でも伝説上の人物だったのだが、1982年 江蘇省において徐福が住んでいたと伝わる徐阜村(徐福村)が、いきなり「発見」されて石碑が建てられると、それ以来「徐福」は実在した人物として扱われるようになった。

現在では「徐福」の存在や「徐福伝説」は、何の科学的根拠も証拠もないまま、中国では「事実」として教えられているようで、私利私欲のために皇帝と国を裏切った人物として、中国人の反日思想のベースになっているとも言える。(ただ、当時は秦の始皇帝が、万里の長城の建設などで民衆を虐げる悪政をしており、徐福の行為を肯定する意見もある。)

それから数年後、同じチャイニーズのグループの別の友人であるサムという奴と親しくしていた時期があった。サムは学生時代にサンタモニカにあった「TODAI」という名前の寿司屋でアルバイトをしていた頃、日本人の従業員たちが自分の仕事が終わっても、他の従業員が終わるまでみんなで残って手伝う姿勢に感銘を受けた、という話をするのが好きだった。(ちなみに、アメリカ育ちのサムは、トニーを「中国本土の田舎育ちで、親の影響もあって思想が極端に偏っていて、精神的にもかなり弱い」といい、その頃には何らかの理由でサムのグループは全員、トニーとの交流を断っていた。)

そのサムがある時教えてくれた。それはちょうど北京オリンピックが開催された2008年8月9日のこと。

その日、五輪観戦で西安鼓楼(左の写真)を訪れていたアメリカ人夫婦とガイドの米国人女性が、白昼堂々中国人男性に刺され、男性は死亡、女性二人が重傷、本人は飛び降り自殺するという通り魔事件が起きた。

二人でその事件について話をしていたときのこと。彼が言うには、オリンピックがなくても、普段から地方の貧困層が、政治の腐敗や警察の横暴、土地の強制収用などに不満を持っていて、北京まで直訴に来るというのだ。地方で虐げられたひとたちが都会へ出てくると、何をしでかすか分からない怖さがあり、共産党政府は何としてもオリンピックを成功させるため、臭い物に蓋をしたかったはずだというのだ。つづけてサムは言った。

「中国には13億もの人がいるけど、そのほとんどが僻地に住んでいて(2012年1月に、都市部51%、農村部他49%と逆転)、まともな教育を受けられない貧困層だから、民主化なんて無理な話なんだよ。数が多過ぎるんだ。中国共産党政権は、そういう膨大な数の貧困層の不満が爆発して、何億人もが暴徒化するのを一番怖れている。だから政府への怒りの矛先を、ときどき日本や周辺諸国に向けて、ガス抜きをしなければならないんだ。」

 ふざけた話ではあるが、このところ連日の様に中国で、常軌を逸した反日デモが繰り広げられている背景には、トニーやサムが話したような事情があるのだろう。ただ、デモに託(かこつ)けて自分たちの仲間をも傷つけ、財産を奪い、自国の失業者を増やしてまで破壊行為を繰り返す国民や、その国民の海賊行為、領海侵犯や破壊行為を黙認するような国家に対して、日本は毅然とした態度で接するべきで、同じレベルで争ってはならない。

と同時に、本日、9月18日というのは、中国で「九一八事変」と呼ばれる事件が起きた、中国人たちにとって特別な意味を持つ日であることは知っているべきであると思う。

今から81年前の1931年の9月18日、日本軍が中国北東部を占領した「満州事変」の発端となる鉄道爆破事件「柳条溝事件」を引き起こした日。

実質的に「日本が中国に侵略した日」だ。

その日、日本軍は自らが所有した南満州鉄道を爆破し、これを中国軍による犯行と発表した。そう自作自演をすることで、当時、同じく中国市場に関心を持っていたアメリカらの列強を抑えて、日本軍によるその後の中国での軍事展開を有利にし、傀儡国家…

RETURN TO THE SEA: SALTWORKS BY MOTOI YAMAMOTO

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RETURN TO THE SEA: SALTWORKS BY MOTOI YAMAMOTO

山本基(もとい)氏は、床に塩で迷路状の模様を描くことで知られるインスタレーション作家。塩を用いた制作の原点とのなったのは、実妹が脳腫瘍で他界したこと。その現実を受け入れるために、社会の中で死がどのように扱われているかを作品を通して体感するようになる。そして「塩」という素材に辿り着いた山本氏は、「多くの大切な記憶は時とともに変化し、薄れてゆく。しかし、写真や文章で残すことのできない記憶の核心に、私はもう一度触れてみたい」と語る。2008年に「桜」、2010年に「たゆたう庭」を制作。これまでアメリカやヨーロッパをはじめ、約10カ国で作品を発表してきました。

MOTOI YAMAMOTO – 山本基オフィシャルウェブサイト

そんな山本基氏の個展が、ここロサンゼルスは、Loyola Marymount University(LMU)内のThe Laband Art Galleryで、2012年9月8日から12月8日までの3ヶ月のあいだ開催されます。この個展は、今年から3年間にわたってアメリカで開催される巡回個展の第二弾。塩のインスタレーションの他に、長さ10mのドローイング、鉛筆画、写真作品、メイキング映像を展示します。水曜日から日曜日の正午から午後4時まで。入場料は無料。

RETURN TO THE SEA: SALTWORKS BY MOTOI YAMAMOTO
SEPTEMBER 8 – DECEMBER 8, 2012
LABAND ART GALLERY

OPENING RECEPTION:
Saturday, September 8th, 4 – 6PM
Open to general public.…

『LOSERS』- to be the winner in LA – 日本人シューズデザイナー・スニーカーウルフ氏の新ブランドがメルローズに登場

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『LOSERS』- to be the winner in LA – 日本人シューズデザイナー・スニーカーウルフ氏の新ブランドがメルローズに登場




先日、メルローズにあるショップGARDENにて開催されたスニーカーブランドの立ち上げイベントにお邪魔してきました。日本人のシューズデザイナーのスニーカーウルフ氏(SNEAKER WOLF)による新しい日本生まれのスニーカーブランド、その名も「LOSERS」

細長く広い店舗、手前の商業スペースでは陳列された商品や展示されたアート作品と共ににDJブースとダンスフロアーが設置され、DJ達がファンク、ダンクラ、ブギー、ヒップホップを中心に選曲してイベントを盛り上げる。

ヒップホップ界の重鎮DJ HIRO NYC。1986年からニューヨークを拠点にDJやプロデューサーとして長き渡り精力的に活動中。

日本とアメリカのヒップホップ&ファッション業界に太いパイプを持つライター&DJのKiwamu Omae氏。LAのDJ&夜遊び業界のフィクサー。

バー&ラウンジにアレンジされたオフィススペース。壁に映し出された映像を見ながら、フリードリンクのビールやカクテル、ワインを飲める。パーティで新しく知り合った人たちとのおしゃべりを楽しんだり、カウチに座ってゆったりしたりと、リラックスしながら楽しめました。

前置きが長くなってしまいましたが、実は今イベントのメインはスニーカーのプレゼント。日本でも人気のセレクトショップ AMERICAN RAG CIEで一足$100ドルで売られている「LOSERS」スニーカーのニューモデルを当日の来場者に一足ずつ無料でプレゼントする太っ腹ぶり。

下駄、草履、草鞋などに付けられている「鼻緒」から着想を得たというつま先部分のV字ラインを基本に、シンプルで飽きのこないデザイン。ベロ部分に着いた赤いタグが特徴的且つシューズ全体のアクセントになっていて、ブランドのコンセプトでもある「粋 – IKI」が感じられる。カラーリングの方は、1700年代に生まれた日本特有の色彩感覚である「四十八茶百鼠」をもとに、すべてのモデルに日本の色名がつけられ、ベーシックなものからビビットで奇抜なものまで取り揃えられている。素材は品質に対するこだわりが見られ、作りの方もしっかりしているので長く愛用できるシューズだ。

一見するとPRO KEDSやVANSといった他のスニーカーを思わせるが、こういったクオリティーの差で勝負しているところも日本人ならではの物作りの「確かさ」を感じとれる。Tシャツと並びカジュアルファッションの代名詞であるスニーカーに日本のクラフトマンシップを掛け合わせたシューズ「LOSERS」。その名前とは裏腹にLAファッションシーンの「WINNER」となりうるか?

これから注目の MADE IN JAPAN なブランドだ。


LOSERSのイタリア・ローマでの取扱店 “SUEDE STORE(スエード・ストア)”にて、行われた発売記念イベントの模様が収められたムービーが、イタリアを代表するウェブマガジン PROVIDER MAG(プロバイダー・マグ)によって公開されました。…