ホオジロザメに喰われかけたときの対処法 BEST 3 – ロサンゼルス在住者必見!









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映画『ジョーズ』でお馴染みのホオジロザメホホジロザメ)は、全長4~6m、体重1~3トン、最高遊泳速度35km/h、狙った獲物に体当たりする時の衝撃は20G~50Gと言われる。これは時速100kmで走る車が人間にぶつかる時と同じ衝撃。体当たりされただけで人間は即死だ。たとえ、その体当たりをかわしたところで、15キロの肉塊を食いちぎるノコギリのような鋭い歯と強靭なアゴで襲われて、ジ・エンド。

そのホオジロザメによる襲撃事件が世界で一番多いのが、何を隠そう、このカリフォルニアなのだ。1876年以降、世界中で起きたサメによる人身事故224件のうち、84件がカリフォルニアで、2位の南アフリカ47件、3位のオーストラリア41件を大幅に引き離してのダントツの1位。

カリフォルニア州サメ襲撃事件マップ(上図)によると、犠牲者たちがサメに襲撃されたときの活動内容の欄には、サーフィン、スイミング、スキューバダイビング、スピアフィッシング、カヤッキング、ボートフィッシング、海中撮影、海難事故など様々だが、中には、1966年にハンティントンビーチで「WALKING」中だった15歳の少女が、サメに足を噛まれたという例もある。

つまり歩いているだけでサメに襲われるのがカリフォルニアなのだ。

また、これまでホオジロザメというのは、ランダムに海を泳ぎ、ふとしたときにたまたま沿岸に現れるものだと信じ込まれていたのだが、最近になって、実はそれがとんでもない間違いだったことが証明された。2001年から2009年にかけて、サメ専門の科学者たちが179匹のホオジロザメにセンサーを付け、人口衛星を使ってその生態を観察したところ、実はホオジロザメは、ハワイとカリフォルニアの間を回遊していることが分かった。

下記の図の赤い部分がホオジロザメの分布図。毎年4月~7月には、カリフォルニアとハワイのちょうど真ん中、専門家たちが「カフェ」と呼ぶ地点に集まり、8月~2月になると、アザラシなどのエサを求めて、ハワイやカリフォルニアの沿岸で過ごしていることが分かったのだ。

最近では、フカヒレ漁等の乱獲、害獣としての駆除、スポーツ・ハンティング等の影響でホオジロザメの生息数は激減しているが、世界中で3500匹いると言われるホオジロザメ、この様子だとその半分近くはこの「カフェ」を中心に、カリフォルニアとハワイの間でたむろしていることになる。

だから、カリフォルニアに住んでいる以上は、サメに食わかけたときに、どう対処したら良いかくらいは知っておいたほうが良さそうだ。当然、彼女や奥さんがホオジロザメに食われかけている場合にも応用が出来る。そう思って調べてみたところ、下の3つが有効っぽいことが分かった。

1. 目を押す。

オーストラリアのアワビ取りの男性。頭から上半身を食われかけたが、辛うじて伸ばした手の先に、サメの目玉があったので思い切り押したのだそうだ。ちょうどテニスボールくらいの大きさの目玉を握り潰してみると、びっくりしたサメが思わずアゴを緩めて口を開けたので、その瞬間に逃げることが出来たという。かつて、オランダの格闘家ジェラルド・ゴルドーは、このサミング(目潰し)という野蛮な反則行為を多用して恐れられたが、どんな格闘技の試合でもサミング(目潰し)が禁止されていることからも分かるように、恐らく、ホオジロザメにも、目潰しが一番有効であろう。

2. 鼻を殴る

南アフリカのダイビングガイド アンドレ・ハートマン(Andre Hartman)というおっさんがいる。ホオジロザメと言えば彼なくしては語れない貴重な存在だが、檻なしのフリーダイビングでホオジロザメと戯れる彼が言うには、むかし、襲ってきたと思われたサメの鼻を何度も押し返していたら、急に力が抜けたように大人しくなり、抵抗しなくなったという。調べてみると、サメの鼻には、ロレンチニ器官(ampulla of Lorenzini)と呼ばれるセンサーがあり、ホオジロザメは、そのセンサーが集まった敏感な鼻を使って獲物を捕獲をするわけだが、同時に全身の神経が集中するその敏感な鼻の部分こそが弱点とも言えそうだ。その鼻を撫でてもダメなら、思い切りぶん殴ってみるのも手かもしれない。下半身を食われかけている場合、また水圧を考慮すれば、フックよりも、エルボー(肘鉄)やハンマーフィストをホオジロザメの鼻っ面に叩き落すのが有効だろう。逆に、ホオジロザメの鼻を噛み千切るのもよいかもしれない。

3. 語りかける

上記の2つ、つまり目潰しと鼻パンチが効かない時は最後の手段。これはもう語りかけるしかない。「話せば分かる」というやつだ。オーストラリア在住のバレリー・テイラーというおばあさんがサメを飼いならしている映像があった。まるでイルカか犬のようにホオジロザメを手懐けるバレリーばあさん。そんなバレリーばあさんに優しく甘えるホオジロザメ。ばあさんが言うには、自分はサメと分かり合えるのだという。「わたしはあなたが好き。わたしとあなたはともに分かり合えて親しくなれるわ」と語りかけるという。ただこの場合、目潰し&鼻殴打の前に試すか、後に試すかは個人の判断に委ねよう。

またこのページの冒頭に並んだホオジロザメの写真を撮ったのは、ロサンゼルスを拠点に活動する広告カメラマン マイケル・ミュラー(MICHAEL MULLER)。カリフォルニアでサーフィンにあけくれていた子供時代からホオジロザメに魅せられて来た彼が、ガラパゴス諸島、南アフリカ、フィジー、グアダルーペ島でホオジロザメの写真を撮ってきたものらしい。彼もアンドレ同様、檻なしで、これらのホオジロザメの写真を撮影するという。そんな彼が言うには、「人間は海の中でホオジロザメに遭遇すると怖がるが、実は怖がっているのは、ホオジロザメの方なんだ。」と…。これを知っていれば、例えホオジロザメに食われかけているハンデがあっても、メンタル面ではかなり有利だろう。

また専門家たちが言うには、200件を越えるサメ被害の例の70%近くは「ホオジロザメは、決して人間を食べようとしているのではなく、ただじゃれているだけ」なのだそうだ。とはいえ、子犬じゃあるまいし、あま噛みで殺されたらたまったものではない。

というわけで、もしもホオジロザメ食べかけられたときには上にあげた方法を試してみてはいかがだろうか?

最後に、ホオジロザメがマグロを食べる瞬間をスローモーションで見ながら、実際に自分がこのマグロのように食べかけられたときに、どうやって目を潰し、鼻を殴るか、はたまたどうやって「わたしはあなたが好き。」とホオジロザメに語りかけるかなどのイメージトレーニングをしておくと良いかもしれない。


「週刊ホホジロザメ」

ちなみに今回は、あなたがホオジロザメに喰われかけたときの対処法を3つ挙げたが、あなたがホオジロザメに喰われかけないための5つの対策としては下記が挙げられる。

1.サーフボードは、白系ではなく色がハッキリしたビビッドなカラーを選ぶ。
2.ウエットスーツも、黒系ではなく、ビビッドなもの、色のラインなどが入ったものを選ぶ。
3. 出来ればロングボードに乗る。ショートよりも、ロングボードの方がサメは安心するという。
4.海中で手足を切ったら、すぐに海からあがる。サメは1キロ離れていても血の匂いに反応する。
5.海中でションベンやウンコをしない。サメは匂いに反応するのだ。

これからのシーズン、寒い冬になればウェットスーツ内でションベンをして暖まりたいサーファーも増えてくるだろうが、今後はホオジロザメを寄せ付けないためにも海中ションベンと海中ウンコは控えたいものだ。自分のションベンで、周りのサーファーがサメに食われるようでは、一人前のサーファーとは言えない。マナーを守ってこそのサーフィンを心がけたいものだ。

参考までに、L.A.で一番サメ被害が多いのはマリブビーチ、サンタモニカビーチ、ハンティントンビーチ。

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!!CATCHING GREAT WHITES FOR RESEARCH!!

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