2020年オリンピック招致に関する猪瀬東京都知事の「失言」とニューヨークタイムズで活躍する謎の「日本人」記者・田淵広子さん

f08ov45le0rbqqb0hsmj 2020年オリンピックの東京招致に関して、猪瀬直樹・東京都知事が、他の候補都市を批判したとする「失言」が話題になっているようですが、まず日本人のみなさんは、ニューヨークタイムズという新聞社がこれまで「沖縄米兵少女暴行事件」「捕鯨問題」「尖閣諸島問題」「従軍慰安婦問題」「教科書問題」「北朝鮮日本人拉致問題」などに関して、長年のあいだ、多岐に渡って日本に対する批判的な報道を繰り返してきた新聞社であること、そしてニューヨークタイムズと朝日新聞社は提携関係にあること、ニューヨークタイムズの東京支局が、東京都中央区築地の朝日新聞本社内にあることを知っておくべきだと思います。

かつてアメリカ生まれの中国人アイリス・チャンが独自に取材して著した『レイプ・オブ・ナンキン』という本がありましたが、その歴史的事実の誤認や内容が疑問視されていたにも関わらず、この本を「異例の10週連続ベストセラー」に仕立て上げたのも、ニューヨークタイムズです。同紙の日本に関する報道には、耳を疑いたくなるような偏向的な内容のものが多く、その偏向ぶりはアメリカ国内でも、ニューズウィーク誌をはじめ、これを批判するメディアもあります。

ニューヨークタイムズ 日本関連の記事
ニューヨークタイムズ記者 ニコラス・クリストフ 署名記事の一覧
ニューヨークタイムズ記者 ノリミツ・オオニシ 署名記事の一覧

そして、今回の騒動の火種となった記事の取材をしたのが、そのニューヨークタイムズ東京支局に所属する「日本人」記者の田淵広子記者です。

彼女、2011年には、東日本大震災での日本政府の対応の「失敗」を批判する報道で、ピューリッツアー賞のファイナリストにもノミネートされています。ご本人は、アメリカ的なジャーナリスト魂を追い求めているようで、某インタビューでは、日本人である前にジャーナリストでありたいという主旨の発言をされており、尊敬する人物の最初の二人に、上記のニューヨークタイムズ記者ノリミツ・オオニシ氏と、ニコラス・クリストフ氏の名前を挙げています。また、2010年に全米を騒がせたトヨタ自動車のリコール問題でもツイッターでトヨタ批判をするなど、国益を損なうという意味では、過去に幾度となく問題発言を繰り返していることでも知られています。(下記は、朝日新聞記事より抜粋)

田淵さんは3月30日、リコール(回収・無償修理)問題を受け、トヨタが愛知県豊田市で開いた品質特別委員会や会見などに出席。合間にツイッターに書いた。

「3時間以下しか寝ず午前6時の新幹線に何とか乗り込んだ。ウイ・ラブ・ユー豊田社長!」「豊田社長はほとんど質問を受けず、私を含め追加質問をしようとする記者を無視。申し訳ないけどトヨタは最悪」

瞬く間にネット上で、「取材先企業にフラストレーションを爆発させた」と、書き込みの是非をめぐって議論が起きた。

今回の騒動も、当該国からの批判ではなく、この田淵広子記者が取材したニューヨークタイムズの記事が火種になっています。現在、田淵さんのツイッターには批判も集まっているようですが「都知事は発言自体は否定していないですね」と返信されています。

これは実のところ、猪瀬直樹都知事は「ニューヨークタイムズ」=「田淵ひろ子記者」にハメられたとも言えるのではないでしょうか?なぜなら、まず、今回、猪瀬都知事がニューヨークタイムズの取材を受けた理由は、2020年オリンピックの東京招致のためであったことは明らかです。その取材の中で、知事が東京と競合する他都市を比較するような発言をされているのが問題であると田淵記者が感じたのであれば、「IOCの規定に抵触する可能性」を指摘した上で、取材に答えている知事の発言の真意を問えば良いことであって、発言に問題がある可能性を認識しながらも、そのまま何食わぬ顔で取材を進めて、猪瀬都知事の意図とは真逆の記事、ひいては日本の国益を大きく損なう記事を書いているうえに、証拠の録音テープもありますというやり方には、同じ日本人としては、大きな疑問を感じざるを得ません。


田淵広子記者の報道は、日本にとってのネガティブキャンペーンであるような印象を抱いてしまいます。

イスタンブールでイスラム圏初の開催を目指すトルコのスポーツ相は、ツイッターで「発言は公正ではなく、悲しいことで、オリンピック精神に反しているのではないか」とコメントしています。IOC=国際オリンピック委員会は、ほかの立候補都市のイメージを損なうような批判を禁じていて、今回、「すべての候補都市」を対象に注意を喚起する声明を発表しました。(テレ朝ニュース)

猪瀬都知事の発言は、例えオフレコであったとしても、しかもニューヨークタイムズを相手に、不用意過ぎる発言であったことには違いないので猛省していただくと同時に、安倍晋三首相のトルコ訪問に期待したいところ。ちなみに、ニューヨークタイムズの発行部数は約100万部で全米第三位。一方、日本国内一位の読売新聞の発行部数は1000万部で、ギネスブックも認定した世界最大部数を誇ります。もう「ニューヨークタイムズ」なんて名前に踊らされるのは終わりにして、発行部数だけでなく、報道力でも日本が世界一になって欲しいものですね。

そのためには、報道・取材する側にいる人々には、ピューリッツアー賞に代表されるようなアメリカ的ジャーナリスト魂に偏らない新しい形のモラルを模索することが、国際社会においてはさらに重要かもしれない。田淵記者がおっしゃられるような「○○人である前に、ジャーナリスト」である前に、まず「人間らしく」あって欲しいものです。

< 参照記事 >
猪瀬知事「不適切発言」と謝罪
猪瀬知事発言でIOCが注意
In Promoting His City for 2020 Games, Tokyo’s Bid Chairman Tweaks Others
米紙「記事に絶対の自信」 五輪招致巡る都知事の反論に
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〈メディア激変59〉発言がさらされる―2 あらわになる取材の過程
クーリエジャポンの現場から 田淵広子
猪瀬直樹・東京都知事フェイスブックページ
Hiroko Tabuchi フェイスブックファンページ

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