世界初の試み!ファレル・ウィリアムス PHARRELL WILLIAMSの新曲ミュージックビデオ「HAPPY」は、なんと24時間!

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「希代のヒットメーカー」「ヒップホップ界の天才」のファレル・ウィリアムス(PHARRELL WILLIAMS)が今年に入って再び活動を活発にしている。

テクノ、クラブミュージックの重鎮となったDAFT PUNKとのコラボ作『GET LUCKY』、マーヴィン・ゲイなりたがり?白人R&Bシンガー、ROBIN THICKEへのプロデュース作『BLURRED LINES』に続き、今コラムで紹介する自作『HAPPY』が話題沸騰中。

アニメ映画『怪盗グルーのミニオン危機一髪』のサントラとして制作された『Happy』、シンプルなビートの上でPharrellのボーカルとコーラスワークがポジティブでハッピーな歌詞を歌う。楽曲自体はシンプルだがこのミュージックビデオにネットで多くの注目が集まっている。

というのも史上初の試みとしてPharrellは何と24時間のミュージックビデオを制作したのだ!今なら公式サイトでその全てが観覧ができる。

Pharrell Williamz HAPPY | THE World’s First 24 Hour Music Video

あらかじめ注釈しておくが、24時間と言っても4分ほどの長さの曲に合わせ、登場する人物たちが踊るミュージックビデオを何百も撮影しそれを繋ぎあわせているに過ぎなく、一つの作品として24時間の超大作ではない。ハリウッドやダウンタウン、シルバーレイクなどロサンゼルス各所を舞台に、場所や時間、人々を変え無数の異なるバージョンのミュージックビデオがノンストップで垂れ流され続ける。しかし「24時間」というアイディア一発勝負なだけでは無く、様々な仕掛けや演出が施されていて飽きさせない作りになっている。

まず公式サイトにアクセスすると24時間のミュージックビデオのタイムラインが実際の時間とリンクし、その箇所のダンスシーンからビデオが始まる。ウィンドウを閉じて別の時間に再びアクセスしても、勿論その時の実際の時間とあった箇所からビデオが再生されるのでオフィスや自宅のコンピューターで一日のBGMとして聞き流すことができる。またコントロールパネルが24時間の時計じかけになっているので、続きを見る際に分かりやすく視聴者に優しい。

各時間の始めにはPharrell本人が登場するビデオが流されるが(計24回登場)、その殆どはほぼ素人の人達がキャストされ曲に合わせて踊る。ここで筆者が思い出したのが奇才ビデオディレクター スパイク・ジョーンズ(SPIKE JONZE)が制作したファットボーイ・スリム(FATBOY SLIM)のビデオ『PRAISE YOU』。このビデオは監督のSpike自身が変人オタクキャラに扮し、同様のイケてない素人たちを集め公共の場で突然踊り出すミュージックビデオで当時画期的な作品として話題になりMTVアワードでも賞を受賞した作品。ダメダメの人達がグダグダなダンスを踊り、ハンディーカメラで撮影された適当なビデオが絶妙な笑いのツボを突く傑作。(現在のYOUTYBE、スマートフォン時代の流行になったフラッシュモブ FLASH MOBの先駆けとなった作品でもある)

だが今作『HAPPY』は『PRAISE YOU』同様に(半)素人を登場させながらも、ちゃんとした振付けや動きを演出しておりグダグダになり過ぎない作りになっている。

素人たちに混じってアクターやミュージシャンなどのセレブが所々カメオ出演している点も飽きさせない要素の1つ。映画のアニメキャラクター・GRUの着ぐるみや声を担当したスティーブ・カレル (STEVE CARELL)『40歳の童貞男!』)を始め、タイラー・ザ・クリエイター、マジック・ジョンソン、ジェイミー・フォックス、ジミー・キンメルなどなど、油断して見ているとセレブが一心不乱に踊っていたりする。そんなスターたちを見つける楽しみも仕掛けの1つとして施されている。素人出演者たちも別のビデオではエキストラとしてバックグラウンドに登場したりするのでビデオを見続けていくとそういった発見がある。

プロダクションのテクニックとしては「アンダーコントロール」と「生な感覚」との両方を得るために演出を使い分けている点に注目。あるロケーションではストリートをブロックしたりスーパーマーケットを貸切って一般人による妨害を避けつつキャストした素人俳優達のみで撮影されるが、別のロケーションではあえてゲリラ的に撮影を行いその場所に居合わせた人々の生のリアクションを捉える事に成功している。その異なる演出法を微妙なさじ加減で調整する事により全体として統一感が保たれつつ、作り物と現実の中間で浮遊する様な映像作品となっている。

また楽曲『HAPPY』自体がシンプルで聞きやすい作品な事もこの24時間ミュージックビデオの企画コンセプトとしても最高の組合わせとなっている。一聴すると聞きやすい良作だが、あっさり聞き流してしまいがちな曲調でもある。しかし反対に力が入った力作、心に響き訴えかける曲だと24時間もの長丁場なこの企画にはToo Muchなやりすぎ感が出てしまったであろう。

他には全てのビデオがロサンゼルスで撮影されているのでロケーションを当てたり、今まで見慣れた風景が少し違って見えたりなどLAに住む人達には特権的楽しみ方があります。筆者が通うジムも大々的にフィーチャーされていて思わずニヤケてしまった。

咬めば咬むほど味が出てくるするめの様なこの作品。80年代にMTVが登場して以来、無数のミュージックビデオが作られてきた。しかしテレビというメディアでは放送時間やスポンサーなど様々な点で実現不可能であったに違いない。30年の時間を経てインターネットのビデオストリーミング、ブロードバンドの整備などがあり2010年代に出現するべくして出たこの24時間ミュージックビデオ。Epic的なミュージックビデオには間違いない。ファレル・ウィリアムス(PHARRELL WILLIAMS)、まだまだ時代に愛され続けるアーティストである。

ファレル・ウィリアムス ( PHARRELL WILLIAMS )
プロダクションチーム『THE NEPTUNES』として90年代後半にヒップホップシーンで頭角を現すと、それまでのブレイクビーツのサンプリング方法論から、打ち込み主体の音作りへとヒップホップのサウンドを一新させる。特徴的なファルセットボイスとロックやポップミュージッグを革新的に取り入れた楽曲でグループ『N.E.R.D』やソロアーティストとして次々とヒット作を産み出し、BRITNEY SPEARSJUSTIN TIMBERLAKEなどのメジャーアーティストの作品プロデュースや客演によってメインストリームの音楽業界にヒップホップ、R&Bサウンドを根付かせた功労者でもある。更にはスケートボードカルチャーやストリートファッションと音楽を融合させた2000年代のトレンドを形成する上で多大な影響を与えた時代のアイコン。

01:28 a.m.: Kelly Osbourne
05:32 a.m.: The Minions from “Despicable Me” (OK, dudes in costumes)
05:36 a.m.: Magic Johnson
11:48 a.m.: Jimmy Kimmel
01:48 p.m.: Tyler the Creator, Jasper and Earl Sweatshirt from Odd Future
04:40 p.m.: Another Minion
05:08 p.m.: Steve Carell (on a school bus)
05:28 p.m.: Jamie Foxx
05:42 p.m.: Miranda Cosgrove


12 a.m.-4 a.m.

4 a.m.-8 a.m.

8 a.m.-12 p.m.

12 p.m-4 p.m.

4 p.m-8 p.m.

8 p.m.-12 a.m.

HAPPY: Lyrics
[Verse 1] It might seem crazy what I’m ’bout to say
Sunshine she’s here, you can take a break
I’m a hot air balloon that could go to space
With the air, like I don’t care baby by the way

[Hook] Because I’m happy
Clap along if you feel like a room without a roof
Because I’m happy
Clap along if you feel like happiness is the truth
Because I’m happy
Clap along if you know what happiness is to you
Because I’m happy
Clap along if you feel like that’s what you wanna do

[Verse 2] Here come bad news talking this and that
(Yeah!) Well, give me all you got, don’t hold it back
(Yeah!) Well, I should probably warn you I’ll be just fine
(Yeah!) No offense to you don’t waste your time
Here’s why…

[Hook] [Bridge x2] Bring me down
Can’t nothing bring me down
Your love is too high to bring me down
Can’t nothing bring me down
I said…

[Hook + Bridge + Hook]
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