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October 2014


LAを舞台に新カメレオン俳優ジェイク・ギレンホールが背筋も凍る怪演で魅せる2014年最高傑作スリラー映画『ナイトクローラー』

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LAを舞台に新カメレオン俳優ジェイク・ギレンホールが背筋も凍る怪演で魅せる2014年最高傑作スリラー映画『ナイトクローラー』


Photo courtesy of
Open Road Films

ハリウッドのカメレオン俳優たち
映画の役作りのためなら死をも恐れず、ほとんど骸骨になるまで過酷なダイエットをしてみたり、筋骨隆々の肉体を捨て、ハゲになるまで自分の髪の毛を毟ってはぶくぶくに太ってみたり、ネオナチのリーダーを演じたかと思えば、着ぐるみ姿で子供たちと一緒に踊ってみたり…と、誰にも予測できない変身ぶりで観客の度肝を抜いてきた名優たちを俗に「カメレオン俳優」と呼ぶ。

『タクシー・ドライバー』『アンタッチャブル』のロバート・デニーロ、『カリートの道』『アイ・アム・サム』のショーン・ペン、『アメリカンヒストリーX』『ファイト・クラブ』『デス・トゥ・スムーチー』 のエドワード・ノートン、『アメリカンサイコ』『マシニスト』のクリスチャン・ベイル…そんなハリウッドきっての「カメレオン俳優」に、いま新たに名前を連ねるべき男がもう一人。

進化する俳優ジェイク・ギレンホール
ジェイク・ギレンホール(またはジレンホール)。かつて、キラキラと輝くまっすぐな瞳で、正義感に溢れる純朴な青年を演じた『ザ・デイ・アフター・トゥモロー(2004年)』や、寡黙に愛を貫くゲイの青年役でアカデミー助演男優賞にノミネートされた『ブロークバックマウンテン(2005年)』、平凡な父親が事件の進展とともに常軌を逸していく『ゾディアック』、一転してLAのギャングも恐れぬマッチョな警官を演じた『エンド・オブ・ウォッチ』など、作品ごとに演技の幅に広がりを見せてきた彼だが、ここ数作品におけるジェイク・ギレンホールの俳優としての進化ぶりには舌を巻くばかり。

そして今回の『ナイトクローラー』での変貌ぶりには完全にやられてしまった。まさに怪演なのである。それも、『スカーフェイス』のトニー・モンタナを演じた当時のアル・パチーノを彷彿とさせるような…と言っても言い過ぎではないかもしれない。

というわけで、前置きが長くなりましたが、今年公開される作品の中で一番楽しみにしていた映画『ナイトクローラー(原題/NIGHTCRAWLER)』を見てきました。

『ナイトクローラー(原題/NIGHTCRAWLER)』 あらすじ

手癖の悪い無職の男ルー・ブルーム。毎日必死で仕事を探していたある日、交通事故現場でフリーのカメラマンたちに遭遇したことをきっかけに、ロサンゼルスの犯罪報道の世界に足を踏み入れる。

ボロ車に乗り込んで警察の無線を傍受しながら、事件現場に駆けつけては、質屋で手に入れた安いハンディカムを片手に、見よう見まねでカメラを回し始めるブルーム。飲み込みが速いと自負する彼は、次第に才能を発揮し始め、あるスクープ映像の撮影に成功したことから、大手テレビ局の報道セクションのベテランであるニーナに目を掛けられる。成功への切符を手にしたブルームは、事件現場に急行する際のナビゲーター兼アシスタントカメラマンとして、ホームレスのリックを雇うと、ライバルたちを出し抜いては、次々とスクープ映像の撮影に成功していく。

やがてブルームは、より高額な報酬を得るために、一歩でも近く一秒でも早く現場映像を撮影しようと、次第に狂気じみて行き、遂には犯罪現場を撮影する「観察者」の立場から、徐々に犯罪現場の「参加者」へと自らを追い込んでいく…。

作品についての感想
コアな映画ファンや批評家らの前評判も非常に高く、否が応にも期待が高まらざるを得なかったわけですが、結論から言えば大満足の95点。『ユージュアル・サスペクツ』『LAコンフィデンシャル』など、緊張感溢れる数々のクライムサスペンス映画の傑作が誕生した90年代を思い出すような、じっとりと手に汗握るような興奮の連続。

そして、ギレンホールの進化形ここにあり。「身の毛もよだつ」「気味の悪い」といったキャラクターを表す「CREEPY」という言葉がよく似合うルー・ブルームという役どころは、これまでイケメンだの、可愛いだのという理由でギレンホールに飛びついてきた世界中の女性ファンを完全に裏切り、バッサリと切り捨てたかのようで、完全にイッちゃっているヤバイ男を見事に演じ切っている。

そんな『ナイトクローラー』のルー・ブルームという役は、ロバート・デニーロが演じた『タクシードライバー』のトラビスや、ヒース・レジャーが演じた『ダークナイト』のジョーカーのように、のちのち語り継がれる異色キャラクターになるのではないだろうか。新たな次元に足を踏み入れたギレンホールの次なる役どころまで楽しみにさせる作品だ。

そんなギレンホールの新たな一面を引き出したのは、『ボーン・レガシー』『トゥ・フォー・ザ・マネー』の脚本家であり、本作品で初監督を務めたダン・ギルロイ。今回が初監督作品とは到底思えない完成度は、末恐ろしいものがある。

同時に、随所に様々な映画の影響が見てとれる。同じロサンゼルスを舞台にした作品で、反社会的に暴走していく主人公を、クルマの助手席視点で見るクライムサスペンスという点では、『トレーニング・デイ』『コラテラル』『バッドタイム(原題:Harsh Times)』『ドライヴ』等とも共通する面白さがある。また、なんと言っても脚本家であるだけに、主人公の話術も大きな見せ場になっている。頭の回転が速いルー・ブルームが早口の話術で饒舌に相手を畳み掛けて行く様は、先に挙げたジョーカーや、はたまた日本の人気ドラマ『半沢直樹』にも通じる爽快感があるかもしれない。

そしてギレンホールの脇を固める名優たちにも注目だ。ライバルのフリーカメラマンを演じるビル・パクストンや、ブルームに雇われながらも常に猜疑心に覆われるリックを演じるリズ・アメッドはもちろんだが、報道部のベテランであるニーナ役を演じるレネ・ルッソは、個人的には彼女の作品の中でもダントツに魅力的なキャラクターではないだろうか。メキシカンレストランのシーンでの彼女は特に印象深い。この3人の名演が、ルー・ブルームというキャラクターにより一層の狂気を与えているのだ。

そして、カメラマンである主人公が銃を持たないにも関わらず、カメラというものが、銃以上に狂気染みた凶器になりえるという視点が非常に面白い。銃もカメラもそれを持つ人間によっては人殺しの道具にもなりえるという捉え方は、いかにも現代のアメリカらしく、ロサンゼルスという街がそれを描くのにピッタリの舞台になっている。その点では、ロサンゼルス各所の事件現場で、カメラを片手にゲリラ的に取材をするシーンは、『ヒート』の銃撃戦のような迫力であり、カメラも銃も、ターゲットを捕らえるのに「SHOOT」という同じ言葉が使われることにも納得してしまう。

最後に95点のマイナス5点というのは、狂気を通り越してコメディになりそうな、やり過ぎ感だろうか。それもいい意味でやり過ぎ。そもそも、やり過ぎかセーフかというのも、この映画のひとつのテーマになっているという点では、あり、なのだろう。何はともあれ、2014年に見るべき作品ベスト3のひとつと言って間違いない。2015年アカデミー賞をはじめ、来春の映画賞レースで、本作品がどこまで活躍するかも見どころ。まさに必見の一本です。

美しい人工知能を描いた映画『EX MACHINA – エクス・マキナ』(2015年)ビジュアル&予告編が公開

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美しい人工知能を描いた映画『EX MACHINA – エクス・マキナ』(2015年)ビジュアル&予告編が公開

『28日後…28 DAYS LATER』『ザ・ビーチ』等のダニー・ボイル作品の脚本家アレックス・ガーランドが監督をつとめ、主演に『スターウォーズ・エピソード7』への出演が決まっている『ドライヴ』のオスカー・アイザック・ヘルナンデスや、ドーナル・グリーソンらが名を連ね、さらにアンドロイド役にはスウェーデン出身で『アンナ・カレーニナ』出演の注目女優アリシア・ヴィキャンデルらが出演する。

グーグル社を連想させる巨大IT企業のコンピュター・プログラマーであるキャレブ・スミス(グリーソン)は、才気あふれる同社CEOネイサン・ベイトマン(アイザック)が隠遁生活をする山荘で一週間を過ごす権利を勝ち獲る。しかし、それは会社が推進する人工知能の新ブランドの実験に過ぎなかった。その新ブランドA.I.というのが、女性型ロボット「AVA」(アリシア・ヴィキャンデル)であり、人間と同等なほどに洗練された感情的知性を持ち、息を呑むほど美しく誘惑的、そして彼ら二人の想像を超えるほど、人をあざむく知能に長けていた…。

身も凍るようなSFサスペンスとして注目の映画『EX MACHINA – エクス・マキナ』だが、そのビジュアルと予告編が本日公開された。昨日A24フィルムによるアメリカでの配給が決まったばかり。イギリスでの公開は2015年1月。アメリカでの公開は2015年4月10日予定。ファッションモデルであり日本人女優のソノヤ・ミズノ(SONOYA MIZUNO)の出演にも注目。

EX MACHINA POSTER

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マイク・タイソン 1980年代ファミコン名作「マイクタイソン・パンチアウト!!」に挑戦

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マイク・タイソン 1980年代ファミコン名作「マイクタイソン・パンチアウト!!」に挑戦

世界最強と謳われた元WBC世界ヘビー級王者マイク・タイソンがNBCの深夜トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー」にゲスト出演。 1984年に発売されて大人気を誇った任天堂ファミリーコンピュータの不朽の名作「マイクタイソン・パンチアウト!!」に挑戦した。

司会のジミー・ファロンが、「そろそろクリスマスシーズンだよね」と切り出すと「OK、そうだね」とうなずくタイソンに、会場から笑い声が。照れくさそうにうなずくタイソン。続けて、ファロンが、かつて自分がクリスマスプレゼントに買ってもらったという同作品を「現在最も売れているゲームなんだよ」とタイソンに紹介。

「これ本当に最高なんだよ。子供の頃、夜更かししてまでこのゲームに熱中したのを今でも覚えてるよ。対戦相手全員を倒すと、最後にやっとタイソンが登場するんだ。あ、タイソンって君のことだよ。で、最後にはマイク・タイソンを叩きのめすことが出来るんだよ。」と説明すると、まるで子供のように「ワーーーオッ」と感嘆の声を漏らすタイソン本人に、再び観客席から笑い声。

「マイク・タイソンが、マイク・タイソンと戦うなんて凄いことじゃないか?」とファロンに薦められるがままに「マイクタイソン・パンチアウト!!」に挑戦するマイク・タイソン本人。こうして、まだ誰も見たことがなかった夢の対決「マイク・タイソン vs マイク・タイソン」のゴングが鳴った。さあ、世紀の決戦の結末はいかに?

そしてこちらはガチ。ボクシング史上最強の王者マイク・タイソンによる現役時代のKOシーンハイライトを収録した動画。対戦相手が、タイソンの拳の破壊力に圧倒され、膝が落ちるよりも先に心が砕かれていく様は圧巻。

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Photo courtesy of Eathan Shaftel

イタリアのラトロニコ・ホラー映画祭で最優秀脚本賞、シカゴのインディー・ホラー映画祭で最優秀SFX賞を受賞し、この夏にはロサンゼルス短編映画祭(LA SHORT FEST)にも出品された短編映画『FLESH COMPUTER』が、先日VIMEOで公開された。監督を務めるのは、これまでインディーズ映画やゲーム開発の他、ビヨンセやケイティ・ペリーのミュージックビデオやペプシ・LGのCM等を手掛けてきたイーサン・シャフテル監督。主演に『NCIS:ニューオリンズ』『クローバーフィールド/HAKAISHA』ロブ・カーコビッチ、客演に「哲学的ゾンビ」で知られるオーストラリア国立大学の哲学教授 デイヴィッド・チャーマーズが登場する。

今にも崩れ落ちそうなアパートで便利屋をしている疲れ切った男。彼は肉体と機械が融合した奇妙な人工頭脳を、ペットのように大切に「メインテナンス」していた。そんなある日、アパートの住人である悪党2人が、同じフロアに住む幼い少女を脅迫。そこから人間と機械の境界線が次第にぼやけはじめていく…。そして男は、少女と人工頭脳を守るために、決死の覚悟で立ち上がるのだった。

便利屋と悪党、少女に加え、哲学者、おやじ、猫、イエバエと様々なキャラクターが登場する。『ザ・フライ』『裸のランチ』デイビッド・クローネンバーグ監督作品を彷彿とさせる不気味さと、ある種の不快感に襲われ、理解するには時間がかかりそうだが、答えはチャーマーズ演じる哲学教授の言葉にあるようだ。興味のある方はぜひ一度、と言わず何度でもご覧ください。何回か見ているうちに、最初には気づかなかったことに気づいたり…見るほどに味が出ます。

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Photo courtesy of
Chris Bryan

マーク・マシュー、マット・メオラ、ジェイ・デイビス、クレイグ・アンダーソン、ケリー・スレーターなど、現在世界中で活躍する現役プロサーファーたちの技を、クリス・ブライアン映像監督が、1秒間に1000コマの最高画質で収録した映像が公開されて話題を呼んでいる。ファントム・フレックス・4Kで撮影された、従来とは一線を画す美しく迫力に満ちたサーフィン映像をお楽しみください。画面右下の「フルスクリーン」ボタンをクリックの上、大画面で見ることをオススメします。

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フルボッコ!流血?ヒョードルもビックリ?ロシアで起きたギャング同士の抗争映像 – 『クローズ VODKA』 絶賛公開中!

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ロシアより拳を握って…?凍えるほど寒いのに何をやらせても陽気で楽しい国ロシアから、またしてもの仰天映像が届いた。 ロシアで指折りに恐ろしいと噂の2大ギャングたちの抗争が勃発。果し合いとばかりに、両ギャング100人ほどのメンバーが、雪の降り積もる極寒の地ロシアで、熱い熱いバトルを繰り広げるのだ。これが見事なほどにマンガの世界。三池崇史監督の『クローズZERO』を思わせる迫力なのだ。

ジャパラマガジン調べによると、この死闘は、ロシアのスヴェルドロフスク州エカテリンブルク(Екатеринбург)のギャング(黒い服)とチェリャビンスク州チャリャビンスク(Челябинск)のギャング(白い服)によって行われたもので、決闘の地は、両都市のちょうど真ん中にあるチュブク(Тюбук)という場所のようだ。グーグルマップで見る限り、今現在の現地気温は、華氏29度、つまり日本でいうマイナス1.6度という寒さ。そんな寒さの中で行われた熱き闘い。

まずは、舞台となる雪の積もった道の両側からギャングたちが登場。実際の殴り合いのスタートは1分過ぎから。画面の左右から走ってきて飛び蹴りを食らわすところから始まり、ボクシングでの殴り合いあり、地面に伏せた相手の頭に連続サッカーボールキックあり、マウントポジションからのフルボッコあり…。ざっと50vs50のバトルだけに、決着がつくまでに1分半ほどの死闘が続く。

次第に、チャリャビンスクのギャングメンバーたちが、一人また一人と地面にうずくまっていく。そして、勝った側のエカテリンブルクのギャングメンバーらが次々にガッツポーズをして勝利を祝うのだが、その後が驚きだ。なんと勝った側のエカテリンブルクのギャングたちが、血塗れになって倒れている相手側のチャリャビンスクのギャングらの腕を取っては引っ張り起こして、相手の健闘を称えるのだ。

なんとスポーツマンシップに乗っ取ったギャング抗争だろうか(とはいえ、ロシア語の書き込みを見ると、地面に両手をついた相手の頭部へのサッカーボールキック攻撃が批判を浴びているが…)。見ていて気持ちがいい。さすがは「氷の皇帝」「人類最強の男」「60億分の1の男」エメリヤーエンコ・ヒョードルの育った国だ。戦い終わって笑顔を見せるロシアン戦士たち。その口元をよく見ると、しっかりマウスピースをしているところもチョット笑える。

ひさしぶりにヒョードル対ノゲイラ戦でも見たくなる楽しいビデオ。ごゆっくりお楽しみください。(YOUTUBEのコミュニティガイドラインに基づき、年齢制限が適用されていますので、動画の閲覧には、ログインする必要があります。)

森山大道 – 既存の写真表現をラディカルに挑発し続けるストリートスナップの神様による個人写真誌「記録25号」全世界同時発売中

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森山大道 – 既存の写真表現をラディカルに挑発し続けるストリートスナップの神様による個人写真誌「記録25号」全世界同時発売中






Photo courtesy of Daido Moriyama Photo Foundation

日本を代表する写真家のひとり森山大道(もりやま だいどう)。リコーのコンパクトカメラGR1を片手に、人々が行き交う表通りから滅多に人が踏み入ることのないような路地裏を抜け、また表へ…。人間の欲望が渦巻く都会の光と闇のあいだを練り歩きながら、次々とストリートスナップを撮影していくその姿、その作品は、戦後から今に至るまで、プロ・アマを問わず多くの写真家に影響を与えてきた。戦後の常識的な手法を打ち破る「アレ・ブレ・ボケ」と形容される独特の作風は海外でも高く評価され、ニューヨークや、イタリア、スペインなどで開かれる個展も大盛況だ。

ここロサンゼルスでも、ダウンタウンのTHE LAST BOOK STOREをはじめ、アート系書籍の充実したブックストアに行けば、必ずといっていいほど彼の写真集を見かける。今回はそんな森山大道による作品を集めた最新写真集をご紹介。

1972年、世界の写真史上に衝撃を与えた写真集「写真よさようなら」を出版した後、同年、自身の写真を見つめ直すために作られたのが、森山大道個人写真誌「記録」。

この極私的写真集は、他者に向けてというよりも、まず自らに向けてという性質のもので、日常の気ままにスナップしたものの中から自らが恣意的に選んだ写真を16ページに纏めた私家版だった。しかし、折からのオイルショックによる制作費の高騰などもあり、1973年、「記録5号」を出版した後、休刊となる。その後、34年の時を経て、2006年、Akio Nagasawa Publishing より「記録6号」を出版。この「記録」誌は森山大道のライフワークとして、その時々の森山大道の「気分」を体現し、現在も継続中である。

今回その第25号となる森山大道「記録25号」電子書籍版が先月上旬に全世界同時発売され、話題を呼んでいる。記録20号以来の国内で撮影された写真で構成の一冊。今作は「記録」電子書籍版、初の全世界同時リリースとなる。

「ぼくにとって沖縄とは、仮にさまざまな内訳があるにせよ、きわめて個人的に照射され内包される< 光> のありようだといってもいい。那覇の路地裏に当たる光。とあるビーチ全体を包む光、基地脇の大通りを照らす光。城址の丘にそそぐ光。と、ぼくが目のあたりにする沖縄の光は、どこか特有の質を伴って知覚されてくるのだ。」(「記録 第25 号」より 著者コメント)

沖縄県立博物館・美術館にて開催された森山大道「終わりなき旅 北/ 南」展 (2014) の新作撮影のため、度々訪れ沖縄で撮影された作品にて構成。

森山大道( もりやま だいどう) /写真家。1938 年10 月10 日、大阪府生まれ。岩宮武二スタジオを経て細江英公の助手となり、1964 年より独立。ハイコントラストで粒子の粗い”アレ・ブレ・ボケ”と称される独自のスタイルを確立するなど、既存の写真表現をラディカルに挑発し続け、世界的にも高い評価を得る。「量のない質はない」というポリシーのもと、現在でも膨大な数のストリートスナップを撮り続けている。近年の写真集に『NAGISA』『LABYRINTH』(Akio Nagasawa …

覆面3人組が携帯電話ショップに押し入り、アップル社iPhone6や最新iPad など約1,000万円分を強奪して逃走 – 防犯カメラ映像が公開

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覆面3人組が携帯電話ショップに押し入り、アップル社iPhone6や最新iPad など約1,000万円分を強奪して逃走 – 防犯カメラ映像が公開


10月21日火曜日・午前2時過ぎ、ガーデングローブ市内の携帯電話ショップ「オズテック・ワイヤレス(Oztec Wireless)」に、3人組の強盗が窓ガラスを割り、錠を破壊して侵入し、iPhone6や最新のiPadの他コンピューター機器など、計1,000万円相当を強奪して逃走した。

防犯カメラには、フードを被り、マスクと手袋をした3人の男がガラスを破って侵入し、多数の高価格商品を盗む姿が映っている。店長のブー・ベイさんによると、そのほとんどは、アップル社製のiPhone6とiPadであり、被害総額は約1,000万円に上るという。警察当局の発表では、強盗らは携帯電話やラップトップなど計950万円相当を盗んで逃走したとのこと。

事件当時、店長のベイさんが警備会社のADT社から通報を受けた時には、ベイさんは自宅で寝ていたようで、店舗には誰もいなかったという。通報を受けたベイさんが携帯電話で防犯カメラ映像を確認すると、店舗内に強盗の姿を見つけて急いで警察に電話し、本人も店に駆けつけたが、すでに手遅れだった。ベイさんが開業してわずか3ヶ月目の出来事だったという。

現在ガーデングローブ警察が犯行グループの行方を追っている。事件に関する何らかの情報をお持ちの方は、ガーデングローブ警察714-741-5704までご連絡ください。

日本が世界に誇るSONYの復活を祈って – 立つんだソニー坊や!「自由闊達にして愉快なる理想工場」応援団長 ソニー坊や復活計画

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日本が世界に誇るSONYの復活を祈って – 立つんだソニー坊や!「自由闊達にして愉快なる理想工場」応援団長 ソニー坊や復活計画

「真面目なる技術者の技能を最高度に発揮せしむべき
 自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」

これは、ソニーの創業者・井深大氏による会社設立趣意書の一文。 終戦直後の1946年5月、ラジオの修理業をはじめた井深氏と、海軍の技術者だった盛田昭夫氏が、のちの「ソニー」となる「東京通信工業」を設立、テープレコーダーやトランジスタラジオなどを次々に発売した。(下記は日本初のソニー製オープンリール式ポータブルレコーダー)

井深氏による「ポケットに入るラジオをつくる」という当時では考えられないような突飛なアイデアが、当時家族がリビングルームに集まって聞くラジオの概念を変え、少年たちが親の目を気にせずに自分たちの部屋で自由にロックを聞くことを可能にしたのだ。 これがソニーというブランドを世界に知らしめた最初の出来事だった。

新しいアイデアに満ち溢れ、新たなライフスタイルを提案するソニーの新商品は、つねに消費者を驚かせ、他社の追随を許さなかった。こうしてソニーは、世界に名だたる大企業への道を一気に駆け上がっていった。

当時、そんなソニーを応援する「ゆるキャラ」の元祖とも言えるキャラクターがいた。その名は「ソニー坊や」

「ソニー坊や」は、昭和30年代(1955年~1964年頃)に、週刊朝日で連載されていた岡部冬彦作の漫画『あっちゃん』を販売促進キャラクターとして使用しはじめたもので、広告ばかりでなくキャラクターグッズなどに幅広く使われ、テーマソングまで発売されたが、1961年以降は使用されていない。こちらが「ソニー坊や」のソフビ。こちらは、トランジスターラジオなどのコレクターであるマイケル・ジャック氏(Michael Jack)所有のもので、海外のマニアのあいだでも「SONY BOY(ソニーボーイ)」の名で密かな人気を誇る。

なんと愛らしい笑顔のお坊ちゃんだと思いませんか?不二家のペコちゃんや、キューピーマヨネーズのキューピーちゃん、佐藤製薬のサトちゃん、コルゲンコーワのケロちゃんなどなど、昭和から今にいたるまで活躍し続ける多くのキャラクターにも負けないこの存在感。かつては国民的に慕われたソニー坊やですが、今ではすっかりレアキャラ。

そんな「ソニー坊や」だが、役目を終えてから50年近くが経った現在でも、一部のコレクターやキャラクター好きの人々に親しまれ、まれにオークションサイトなどに登場しては、数千円から時には数十万円という高値で取引されている。また沖縄県内にはコンクリート製のソニー坊や像が数体現存する(参照:消えたソニー坊やを捜せ!)。

かつて世界中を夢中にさせたソニー。先日iPhone6を発表したばかりのAPPLE社の創業者スティーブ・ジョブスも、生前は盛田会長を敬愛して止まず、アップルのロゴには黒いバックに白い文字やマークを使用するなど俗に言う「ソニーデザイン」を踏襲したり、銀座ソニービルをヒントにアップルストアを設計したり、iPod発表時には「これは次世代のウォークマンだ」と言い放つなど、アップルを新時代のソニーにすることを目指していたことでも知られる。「Think different」というアップルを代表する有名なコピーも、何を隠そう「人のやらないことをやる」という井深氏の言葉に通じるのだ。ソニーがなければ、アップルやグーグルをはじめとするテック関連の大企業も、今のような形では存在し得なかったかもしれない。

そして、あのマイケル・ジャクソンが師のように仰ぎ、父親のように慕ったのもソニー創業者の盛田氏だった。良子夫人の手記によると、1993年10月に盛田氏が病に倒れたときに、マイケルが「ミスター盛田」に送った自作のヒーリングテープがあった。そこには、マイケルの肉声で何度も「ミスター盛田、ミスター盛田…」と呼びかけ、「あなたは必ず良くなる。必ず話せるようになる…」とささやく声が録音され、それに続けてマイケルの選んだ静かな曲が流れるというものだった。上記はマイケル・ジャクソンが盛田氏に送ったテープのラベルに書かれた直筆メッセージ。「1日3回、起きる直前、寝る前、日中に聞いてください。ミスターモリタのヒーリングテープ、マイケル・ジャクソン:ヒーリング・ジョイ M・J」と記されている。盛田氏はマイケルのメッセージの通りに、亡くなるまでの6年間、毎朝、昼、夜とこのテープを聴き続けたという。

そんなソニーも、現在は会社の生き残りをかけた苦境に立たされている。その詳しい現状説明は他に委ねるとして、ソニーという超一大企業の再建には、「町工場に戻るような覚悟で人心を一新」する必要があるのかもしれない。それこそ、「若き天才発明家」と言われた井深氏が勢いだけでベンチャーを立ち上げてラジオの修理業をはじめたころの「ソニーの初心」を再確認する必要があるのかもしれない。残念ながら「自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」というソニーの初心は、現在ではアップルやグーグルのような企業にすっかり奪われているようにも見える。



「ソニー」という社名の語源は、音を意味する「SONIC」の語源となったラテン語の「SONUS」であると同時に、当時のソニーは若い社員が多く、これから成長していく会社という意味で、「坊や」を意味する「SONNY」にも由来しているという。ここは思い切って初心に戻り、元祖ゆるキャラ「ソニー坊や」を応援団長にした、新たな「ソニー」の復活劇に期待したいところ。若い世代から、新たな時代の盛田氏や井深氏が誕生することを願って止まない。

頑張れソニー坊や!立つんだソニー坊や!

Photo courtesy of Michael Jack

< 参照記事 >
ソニー企業情報 オフィシャルウェブサイトより
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 オープニングクロール撮影風景と制作秘話

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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 オープニングクロール撮影風景と制作秘話

映画『スター・ウォーズ』のファンならずとも、同シリーズのオープニング・クロール映像は、誰もが一度は目にしたことがあるだろう。しかし、その実際の撮影風景となると話は別。1980年に公開された「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」のオープニング・クロールを撮影する様子が収められた一枚の写真が話題になっている。長さ6フィート(約183cm)の黒い紙に書かれたテキストを、実際にスクロールさせながら撮影していた様子がわかる貴重な一枚。

ちなみにジョージ・ルーカス監督はこのオープニングクロールのアイデアは、1930年代に制作された連続活劇『フラッシュ・ゴードン』のオープニングに影響を受けたものであることを明かしている。また2005年のインタビューでは「クロールを作るのはとても難しいんだ。文章が長過ぎて読めなくならないようにしないといけない。詩のようなものなんだ。1970年に初めて文章を作ったときはたくさんの友人に見てもらったんだ。その中にはブライアン・デ・パルマもいたんだよ。」と、ブライアン・デ・パルマが「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」のオープニング・クロールの編集を手助けしていたことも明かしている。

反乱軍にとって試練の時だった。デス・スターを破壊されながらも帝国軍は反乱軍を追い詰め秘密基地からの撤退を余儀なくさせた。恐るべき帝国宇宙艦隊の追撃から逃れたルーク・スカイウォーカー率いる自由の戦士たちは辺境の氷の惑星ホスに新たな秘密基地を建設した。若きスカイウォーカーを捜すことに執念を燃やすダース・ベイダーは無数の探査ドロイドを銀河全域にくまなく放ったのだった….…